ちょっと旅に出る。


スパイシーな珈琲を飲む。

珈琲ルンバの歌詞のように、大人の味ワイのある珈琲を飲もうと思う。
苦味や酸味もほどよく、甘さもどこかに感じる事のできる黒い麻薬。
暖めたカップに、深い香りとともにその芳醇な液体を注ぐと、私の神経は静止した水面のように静けさを迎える。
BGMはあまり邪魔にならないものがいいな。
一日のうちで、自分のためにほっとしている心地よい時間はどれくらいあるんだろう。
誰でもない自分の人生なのに、いつも、せかせかと、何かに追いたてられているように早足で歩いている。
一口、また一口、飲み干すたびに心が緩んでいくのがわかる。
ほっとする時間。ほっとする笑顔。ほっとする言葉。
そんなものに囲まれていたいなー。

最後の一口をすすった時、メール着信♪。
「週末美味しいご飯いきたい人〜〜」
おおっ〜〜〜。