春雨の神戸の街を歩く。

小腹がすいたので、ふらりと立ち寄るお店。今回はいつもの南京町を避けて、勘を働かせ、お店の概観やメニュー、垣間見る店内の様子などから、選んだお店へ入る。
私はワンタンメンをいただく。今回は、あたった!かも知れないと心の中で思う。
最近、ちくちくと胃が痛む私を優しく癒してくれる透明のスープ。つるんとのど越しの良いワンタンの柔らかい感触。
薄味で私好み。「うまい〜」と、一滴残らず飲み干して店をでる。
ぶらりぶらりとウインドーをのぞきながら、そぞろ歩く。
窓越しに丹念に作られている金つばの様子を見ていたら、桜いろの金つばを発見。
早速、いただくことにする。薄いピンクの皮に包まれた金つば。小豆へ到達する前に、お約束の桜の葉に出会う。微妙に塩味を感じた後に、ほっとする優しい甘さに出会う。
出来立ての柔らかと、暖かさが胃の中に自然に入ってくる。
ふぅ〜うまいっ。
満足したのもつかの間、歩きすぎたのか、少し、休憩が必要になり、雨に打たれて庭先の緑が生き生きと見える風月堂のカフェで珈琲を頂く。
静かな二階のお席で、小雨の降り止むのを待つ事にする。
ただこうして、何も考えず、歩いて、歩いて、ぽつぽつと会話して、笑って・・・そういうのが幸せなのかもしれない。
自分の足で、歩いて、美味しいものと出会って、語り合う人がいて・・そういうのが幸せなのかもしれない。
そんな事を考えながら、今日もこうして、いつものように、神戸ぶらり散策を楽しむのです。


↓立ち寄ったのが、神戸 本高砂屋。


↓お店はお客さんでいっぱいです。


↓これが、桜の香りがすてきな、桜きんつばです。いただきます。


↓ほら、もう桜が咲いていますよ。


↓歩道橋。春になれば、この階段を登る足取りも軽い!?